SL小説

「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」

SL小説「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」006:リセットあんどリスタート

TPすなわちテレポテーション、FLYすなわち空を飛ぶ、これらをしなければセカンドライフは冒険の日々に変わる。 さらに天候もいじらない。昼は昼、夜は夜、それはそれで仕方ない。夜は暗い。ライトを点けないと暗い。それはそれで仕方ない。 だけど代わ...
「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」

SL小説「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」005:

初心者カフェに乗り物で乗りつけるとしたら何に乗る?まっさきに思い浮かんだのがクルマでした。 まずはクルマを買いました。クルマを買ったので道路を走りました。 道路を走っていると橋が崩壊していて渡ることができません?なぜ?なにゆえに、橋が壊れて...
「Kの告白」

SL小説「Kの告白」006:百花繚乱

次から次へとアイデアが浮かんできてはそれを実際にやってみた。毎回毎回ダンスホールのイベントは同じ場所なのに施設は違っていたかもしれない。 私生活も充実しており、仲間との関係も良好。イベントも知名度が上がりまさに百花繚乱という感じだった。 そ...
「Kの告白」

SL小説「Kの告白」005:順風満帆

それまでの私は帆を下げたままのヨットのように、ただただ波に流されていた。そしてそれを結構楽しんでいて、それで満足していた。 ダンスホールでイベントをやろう!という意志は、私にヨットの帆を上げさせ、仲間が仲間を呼び、強い風となり港へと向かって...
「Kの告白」

SL小説「Kの告白」004:わたしは三度自殺した

いやもっとなのかも知れない。バーチャルライフを辞めることは、ワールドでの死を意味する。バーチャルライフでは、他人から辞めさせられることも、自然死も存在しないので、自ら選んだ死のみ存在するのがこのワールドとも言える。 では何故私は死を選んだの...
「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」

SL小説「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」004

アバターは完璧に仕上げたい。それがはるか昔の私のポリシーでしたが、復活してからもそのポリシーは続くことになります。 復活してみたら自分のアバターはクラシック・アバターと分類されていた。でもまあクラシック・アバターでもなんら困ることはない。そ...
「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」

SL小説「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」003

楽しかった。ワクワクした。夜が来るのが待ち遠しかった。 夜が来て、カフェが開いて、初心者カフェに行けば人とつながることができる。たとえもしカフェでまったく会話がなかったとしても、カフェスタッフとお客さんの会話の中にいれば、人とつながっている...
「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」

SL小説「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」002

初心者カフェにTPすると、横を女性が通り過ぎていく。ぼんやりとだが、心の目でその横顔を追った。うっ、綺麗な人だ……ちょうど帰っちゃうのか、ちょっと残念だな。その人は、おやすみなさいとカフェのみんなに言いながら夜の闇にTPして消えた。 初心者...
「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」

SL小説「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」001

え?このタイトルどこかで聞いたことあるって?いえいえきっとなんかの勘違いでしょう。 実はSLすなわちオンラインゲームのセカンドライフに復活する気なんて全然なかったんですよね~。 RLすなわちリアルライフすなわち現実世界であまりにも暇になった...
「Kの告白」

小説「Kの告白」003

Akabaにあるアレレカフェになぜ頻繁に行くようになったのだろう?その理由を考えてみると、今の私も昔の私も変わっていないんだと気づく。簡単に言うと、一人でいたいんだけど人とはつながっていたい、だ。 アレレカフェでは、変人でいることを許される...
「Kの告白」

小説「Kの告白」002

何かが始まるのは常にワクワクするものだ。それは意識が未来に向かうからかもしれない。未来をこの今に生きることがワクワクさせる。 当時私は何をやっていただろう。バーチャルライフというパラレルなワールドで。 リアルワールドに、「マトリックス」とい...
「Kの告白」

小説「Kの告白」001

これは現実世界とよく似たパラレルワールド「バーチャルライフ」で起こった出来事。そう私の名前はkoh。通称K。 バーチャルライフでよく通っていたのが、アレレカフェというオタクっぽいカフェだった。そこで私は黒蝙蝠氏と出会うことになる。 たまたま...