SL小説「復活してTPとFLYやめたらSLまたハマたw」004

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アバターは完璧に仕上げたい。
それがはるか昔の私のポリシーでしたが、復活してからもそのポリシーは続くことになります。

復活してみたら自分のアバターはクラシック・アバターと分類されていた。
でもまあクラシック・アバターでもなんら困ることはない。
それなりに完成されたアバターではあります。

しかし私の完璧に仕上げたいという虫が騒いでしまって。
復活して初心者カフェに行って、メッシュ・ボディーだメッシュ・ヘッドだと聞いているうちに、気づけば、最先端アバターへの道をまっしぐらに進んでしまった私でした。

そんな日々の中、いつもカフェ、初心者カフェでいつものように会話を楽しんでいる時でした。
視界の隅に空飛ぶ乗り物が現れ、そして着陸して、そこから女性アバターが降りてきました。

私は思わず。おお映画みたいだ!そう心の中で叫んでいました。
カッコいい!と。

とは言うものの、よくよく考えてみると、TPもFLYもできるこの世界で、乗り物に乗る必要性は全くないわけです。

着地地点にテレポテーションして来ればいいだけの話です。
一瞬で済みます。まさに便利の権化です。究極の便利さです。
移動が一瞬で済むんですから。

だけど……、なんです。
カッコいいんです!

空から颯爽と乗り物に乗って現れて、そばに華麗に着陸して、その乗り物の中から人間が現れる。まさに映画の世界です。

おそらく現実世界では、そこに車で乗りつけるよりスタートレックのようにテレポテーションで現れる方が、カッコいいはずです。後者の方が絶対映画やドラマ向きです。

なのに、テレポテーションや空を飛ぶことが当たり前のこの世界では、乗り物に乗って登場した方が逆に断然カッコいい。

カッコよさとはなんなんのか哲学的に考察したいくらいです。
いずれにしても、この出来事が、のちの私のセカンドライフを変えることになるのです。

つづく