楽しかった。
ワクワクした。
夜が来るのが待ち遠しかった。
夜が来て、カフェが開いて、初心者カフェに行けば人とつながることができる。
たとえもしカフェでまったく会話がなかったとしても、カフェスタッフとお客さんの会話の中にいれば、人とつながっていることを実感できた。
その感覚は実に心地よかった。
孤独じゃない。確かに人とつながっている。
そのような実感をリアルに持ちつつも、人間関係の煩雑さからは解放されている貴重な時間。そして大切な時間。
そのような時空を仮想空間に創り出すことに成功したのは、初心カフェのスタッフの力量に大きく依存していたんだと思う。
初心者が運営することによる初々しさがあり、さりげない気づかいがあり、ユーモアがあり、笑顔があり、会話と会話がつながっていく。ただただそこにいるだけでも、癒しの効果があった。
……とまあここまでは、TPもFLYもしているセカンドライフだった。
TPもFLYも、それらをしても、もちろんセカンドライフは楽しいし面白いのだ。
セカンドライフに復活してまず気づかされるのが、自分がもはやクラシックであることだった。
時代はmeshしかもbentoの時代へとセカンドライフの世界は移行していたのだった。
つづく