リンデンホームの窓を開けてみた。
三ヶ所も開くことに感動した。
このバーチャルな世界では空気は存在せず、窓を開けても空気は入ってこない。
でも気分的には少し開放感があふれる。
家のすぐそばで海が波打っている。
空は青空で陽射しが温かい。
この街にいつも人は数人しかいない。
静かな街である。
ボートで外を出歩こうか?
いやいやそこには同じ風景が繰り返されるばかりだ。
バイクで陸地を走り回ろうか?
いやいやそこも同じ風景が繰り返されるばかりだ。
何もしなくたっていい。
むしろ何もしないことに価値がある。
それもひとつのセカンドライフの楽しみ方だ。