オンラインアクションRPGブループロトコル通称ブルプロという快適な人間関係

Secondlifeというメタバースを長くやってきて気づいたこと、それは、メタバースの面白さは人間関係だということ。
Secondlifeは人とのコミュケーションがあるから面白い。
しかし私はある事件をきっかけにSecondlife内で人とのコミュケーションを閉じてしまった。
その後Secondlifeに熱中することはなかった。
それでもSecondlifeをやめなかったのは、乗り物に乗ってメタバースを冒険するのが面白かったからだ。

私はいわゆるオンラインゲームというのはやったことがなかった。
有名どころのオンラインゲームにはあまり興味がなかった。
私は負けず嫌いなので勝負はしない。
勝負をしなければ負けることはないからだ。
オンラインゲーム、それもバトルロワイヤル形式であれば勝者はたった一人だ。
そのたった人になるためにオンラインゲームで努力する気にはなれなかった。

しかし、普通のオフラインでのゲームにも飽きてきていたので、なんらかのオンラインゲームがしたかった。そんな時にネットで知ったのがブループロトコルだった。

さっそく私はブループロトコルを始めてみた。
最初は言われるとおりにメインクエストやサブクエストをこなしていた。
しかしすぐに限界が来た。
レベルや武器を強くしないとメインクエストを進めることができなくなった。
だけど武器を強くするためにはミッションをこなさなくてはならず、ソロでミッションをこなすことはほぼ不可能に近かった。

それまで何度もソロでミッションに挑み、途中で挫折していたのに、6人のチームでミッションに挑むといとも簡単にクリアが可能だった。
こんなことなら最初からチームでミッションに挑めばよかったと当たり前に思った。
6人のチームと言っても、それぞれが自分と同じ生身のプレーヤーだ。
しかも、なんの面識もない赤の他人同士だ。
それでも、そこには6人のチーム内での人間関係が生まれる。

ミッション中はボイスチャットなら可能だろうけど、見ず知らぬ人同士のチームなので、チャットによるコミュニケーションはほぼ不可能で、他のプレイヤーの行為を見ながらその意図を察し、ミッションを進めていくことになる。
つまり無言のコミュケーションが主なものとなる。
この無言のコミュニケーションが私にはささった。

積極的にコミュニケーションを取るのは嫌だが、かといってまったくコミュニケーションがないのも寂しい。その美味しいとこだけとったのが私にとってのブルプロだった。
自分にとって必要な時だけチームを組んでミッションに挑戦したり武器やイマジン作成に必要な素材集めを行い。用事が済んだり、もうやめたいと思ったら何も言わず勝手にやめることが可能だった。
ミッションが終わればチームは即解散なので、もし失敗しても特に人間関係に問題はない。

さらにブルプロの仕様として、ドロップされる宝箱や配置されている宝箱、そして採取する素材が各プレイヤーごとに割り当てられていて、奪い合いが起こらないのも良い。
さらにエネミーの討伐による経験値獲得や、エネミー討伐による素材集めの時には、エネミーに少しでもダメージを与えれば、他人がそのエネミーを討伐しても、経験値や素材は共有されるようになっている。

たったひとつの不満点は、武器やイマジンという強くなるための必須のアイテムを作る時に、特定のエネミーを大量に討伐しないと手に入らない素材が存在して、それに関してはどうしても特定のエネミーの奪い合いの様相になってしまう。この点はもし可能であれば改善して欲しい。ブルプロに憎しみの要素は欲しくないのだ。

このように私にとってブルプロの人間関係はほぼ良好である。
無言でコミュニケーションが行える快適さだ。
人がいっぱいいても、特に会話が強制されるわけでもなく、挨拶も必要がない。
なので寂しくない。さらにブルプロ内の景観が美しい。
Secondlifeだと景観に妥協が必要だが、ブルプロではそれがない。
私にとってブルプロはメタバースとしてとても暮らしやすい環境なのだ。

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