冒険家として冒険して気づいたリンデンの海の真相

ここセカンドライフでも海は人気です。
プレミアムアカウントなら無料で持てる海沿いの家は物凄い人気です。
メインランドの土地も海沿いの土地は、512平方メートルで、安くても5000リンデンドル。
高けりゃ10000リンデンドルは軽く越します。
これらは512平方メートルというかなり狭い土地での話なので広い土地だともっと高くなります。

しかし!
海沿いなのに、しかも512平方メートルの倍の1024平方メートルなのに、1500リンデンドルくらいの場所もあります。

今回はその謎についてある意味冒険して突き止めたリンデンの海の真相について書いてみたいと思います。

今年の二月に私は海沿いに2500リンデンドルで土地を買いました。
360度の視界のうちほぼ四分の三が海という好条件の土地です。
後ろに大陸があり目の前が海の絶好の場所です。
もちろん買う前にまわりの土地も調べました。
すぐ手前の土地は放棄地。
放棄地とは前の所有者が捨てた土地です。
何故土地を捨てるかというと、土地が増えた瞬間に土地の維持費が上がるからです。持ってる土地の広さによっては維持費が上がらない場合もあります。その場合は当然土地は捨てません。

土地を売る場合、売れるまでは自分の土地なのでその分の維持費がかかります。
新たに土地が欲しい場合は、大抵は、ワンランクアップした土地の維持費と売る土地の代金を天秤にかけます。
ワンランクアップして一時的に増えた土地の維持費を売れた土地の代金で賄えるのが理想です。

なので、あまり広くなく、しかも低価格で手に入れた土地は、放棄する人が多いようです。土地が売れたとしてもその収入がワンランクアップした分の土地の維持費と相殺されてしまうからです。

さて私が海沿いの絶好の土地をゲットした時、すぐ隣の海はかなり広くしかも万単位の値段が付いた土地でした。目の前には広大な放棄地の海が広がっており、しかも数年間放棄地のままでした!

こりゃいけるんじゃないか!そう思ってこの海沿いの土地を買ったのでした。
しかし、その翌日には、すぐ隣の海の後ろの方の1024平方メートルの海が消えていました。そしてさらにその翌日にはなんと!すぐ隣の広大な海が消えていました。しかも、立ち入り禁止区域つきです。

その後、自分の買った土地のすぐ手前の海1024平方メートルが他人に買われて視界が悪くなるのを避けるために、リンデンと連絡を取って、1024リンデンドルの格安でその土地を購入し、最初の土地は放棄地とし、新しい土地に引っ越しました。

この時点でも、360度の視界のうち二分の一は海という、割といい立地条件でした。

何日か経ったある日、数年間放棄地だった大きな海の一角が売地になっていました。1024平方メートルの土地でしかも視界の端に位置していたので、あまり景観は損なわれませんでした。

そんな日々が一カ月くらい続いたでしょうか。
ある日、目の前の海が池になり向こう側に売地が立ち並ぶようになりました。
この時点で360度の視界のうち海はほぼゼロです。
まわりには水たまりがところどころにあるだけです。
大きな海が消滅し小さな湖だけがそこにありました。

もうこうなると、自宅から直接大きな海に出ることも出来ません。
景観も売地の看板だけが目立つありふれた海沿いの土地になってしまいました。
ほどなく私はこの土地から引っ越しました。

つまり放棄地で出来た海というのは、いつまた海が消えるか分からない土地なのです。放棄地によって出来た海沿いの土地は、だから安いのです。

リンデンの海の謎それは……

放棄地の海というのは、もともと、景観が悪くなって捨てた土地のかたまりなのでしょう、想像ですが。

そして、誰かがそれをリンデンと交渉して海沿いの土地として売り出します。
土地が売れれば売れるほど海は消滅し、海が消滅すると景観が悪くなり、土地を放棄する人が増える、放棄地の海が増えるとまた景観が良くなり、海沿いの土地として売れるようになる……


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