実はある意味現実世界の方がセカンドライフよりバーチャルな世界なのだ

現実世界を私なりに分析してみると、まず人間の肉体を無機質な物体として取り扱う傾向が強い。生物として本来の人間が持っている自然治癒力等をあまり重視していない。

つまり有機的な人体を無機的な物体として仮想している。

さらに人間社会を見てみるに、まず法律というのがある。
法律というものは絶対的なものではなく、どちらかと言えば仮想的なものである。

その他、常識だとか、場の空気だとか、礼儀だとか、マナーだとか、人間社会のほとんどは仮想的なものででき上っている。お金もそうだ。お金も実体がないという意味では仮想的なものだ。

そういう意味では国家そのものが仮想とも言える。
国家とは様々なルールが絡み合ったもの。
みんなが同意しているルールの集合体こそが国家の本質と言ってもいい。
つまり国家とはルールであり、ルールは単にルールであり実体はなく、国家は仮想と言える。

ちなみに警察や軍隊は、リアルに存在するが、その目的はルールを守らせるために存在しているのは明白だ。

となると、現実世界とこのセカンドライフには、さほど違いがないことが分かる。どちらも様々なルールの集合体であり利用者がそれらに同意することによって成り立っているだけだ。

それどころか、より自由度が高いという意味において、現実世界よりもこちらのセカンドライフの方が、よりリアルだと言える。

ルールにより強く縛られているという意味において現実世界はセカンドライフよりバーチャルな世界と言える。

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