Daz StudioでレンダリングしたDAZ 3Dの商品のレンダリング画像は基本的には著作権がレンダリングした本人のものとなる。カメラマンが写したいろんなものがカメラマンの著作物になるのと同じだ。ここがSecondlifeでの生活とDaz Lifeとの決定的な違いだ。
しかしSecondlifeではメタバースで暮らすと言う感じだが、Daz Lifeではアセットを配置すると言う感じになる。生活する感じが薄いのだ。
しかも細部が気になってしまう。
Secondlifeではソファに腰掛ければそれで終わりだが、Daz Lifeではいろいろ準備から始まる。
毎回毎回がゼロからのスタートなので、あらゆるものを配置して、それから自分の分身を配置することになる。配置そのものにも時間がかかるし配置してから手や指の位置など細かな部分に気を遣わなくてはならない。
このレンダリング画像は手の位置が少しおかしい。
ポーズが買ったデフォルトのままでいじっていないからだ。
そういう些細な部分をこまかくいじり出すと、Secondlifeの様な気軽な生活などできない。
レンダリング画像が写真のように綺麗だからこそ細部がよけい気になって完璧さを求めてしまう。
Secondlifeの様にコーヒーカップが顔に埋まっても許せるようなおおらかさがDaz Lifeには存在しない。
Secondlifeでは歩いたり座ったり飛んだり出来るし、家の外には太陽や月がある。
緑の大地もある。海もある。いろんな建物がある。
しかしDaz Lifeでは、部屋の外にあるものもすべて自分で配置しなくてはならない。
暮らすにはとても面倒くさいメタバース、それがDaz Lifeになってしまう。
DAZ 3Dにも町は売っている。
でも中身はない。空っぽだ。
外を歩くには良いかもしれないが、暮らすには不向きだ。
将来的にDaz Studioがもっと進化すれば、Secondlifeの様な気軽さで、メタバースで暮らす感覚で、レンダリングできるようになるかもしれない。いやそうなって欲しいと思う。そういうメタバースこそ、私は欲しい。